静岡県を知ろう
静岡県(しずおかけん)は、太平洋に面する、日本の県の一つで県庁所在地は静岡市。
2012年(平成24年)現在、都道府県別人口は第10位。また静岡市と浜松市の2つの政令指定都市、
及び2つの特例市を有する。
令制国の伊豆国、駿河国、遠江国の3国に相当する東西に広大な県であり、東西で住民の
意識が違ってくるのも特徴。地域によって差異は認められるものの、県民に根付く県の
シンボルとして富士山[※]や伊豆半島、駿河湾、御前崎といったものが挙げられる。
全域が太平洋側気候であるが、標高差が大きいため地域による寒暖の差が激しい。冬の平野部や沿岸部は、
黒潮の影響で本州の中でも非常に温暖であり、寒気の影響を受けにくいために放射冷却によって朝晩は氷点下まで下がることがあっても、日中は10度を超えることがほとんど。
特に伊豆地方の沿岸部では氷点下まで下がることはなく、雪が降ることもほとんどないなど、
南九州並みに温暖な気候なのも特徴。一方、旧井川村と旧水窪町などの赤石山脈に接する北部山間部は
雪が多く豪雪地帯である。また、東部内陸部の御殿場市などでも南岸低気圧によりかなりの積雪をもたらし、
東北地方並みのかなり厳しい冷え込みになることもある。
夏は、天竜地域など西部内陸ではかなりの酷暑となるが、それ以外の地域ではそれほどの酷暑とはならず、
東部や伊豆地方を中心に比較的冷涼であり、一般的に過ごしやすいと言う声が多い。
静岡県は、「住んでよし、働いてよし、訪れてよし」の「富国有徳の日本の理想郷」を創るための施策に取り組んでいる[※]。
「富国有徳」は、前静岡県知事石川嘉延の県政キャッチコピー「富国有徳――しずおかの
挑戦」にも現れるが、これは現知事川勝平太の著した『富国有徳論』(1995)[※]
の思想に、賛同したもの。
産業については、第二次産業の割合が高いが、緑茶やみかんに代表される農業やマグロ・カツオ、
桜エビなどで有名な漁業、伊豆半島・赤石山脈(南アルプス)・浜名湖などの観光等のサービス業も、
盛んです。
代表的な事例を列挙してみると・・・
- 熱海市など伊豆半島は観光の名所である。温泉も数多くある。
- 富士宮市・御殿場市などの環富士山地域では、富士山観光が盛んである。
- 茶(静岡茶)やみかん・温室メロン・温室イチゴなどの農産物。
- 伊豆半島から沼津市、焼津市あたりの漁業などがある(→日本の漁港一覧#静岡県)。
- 静岡市を中心にプラモデル会社・工場が集中しており、全国売上シェア90%以上。
- 富士市では製紙産業が盛んである。
- 浜松市・磐田市周辺では楽器製造・オートバイ自動車製造・光電子技術産業が盛んである。
- 浜名湖周辺では養鰻業が盛んであったが最近は他の産品に転換しており、生産高は落ちこんでいる。現在は名産品として有名な鰻の養殖ではなく、スッポンが養殖されているところが多い。周辺海域では、高級魚として人気の高いトラフグの養殖も行われ、新たな特産品となっている。
- 静岡空港(富士山静岡空港)の建設を進め、空港過疎地域の救済を図る。などなど。。。
静岡県の地理について説明すると、富士川と大井川を境として、東部、中部、西部の3地域に区分される。東部はさらに狭義の東部と伊豆に分けることもある。ただ富士川より西にあり中部であった旧富士川町が2008年(平成20年)11月の富士市に編入されたことで富士川による境は実質なくなってしまい、県庁による地域区分でも必ずしも川が境界線とは限らない場合がある。
静岡県の交通的な特徴として、東海道の沿線として、古くから関東地方と近畿地方とを
結ぶ大動脈が整備されてきた。特に浜名湖畔は、首都圏(東京・鎌倉)と、
近畿内(大阪・京都・奈良)から等距離に位置している。
静岡県の鉄道についてのご紹介
JR線 |
私鉄 |
※ 伊東線全線と東海道本線(在来線)熱海駅は東日本旅客鉄道の管轄。
他のJR線は東海旅客鉄道の管轄。
このように東西に新幹線などの幹線級の鉄道が敷かれており関東、中京、関西を結ぶ大動脈として、
整備されているが、反面通過点としての意味合いしか持ち合わせておらず大都市圏程の流通はない。
現に東海道新幹線では『のぞみ』が県内の全駅を通過している現状もある。
静岡県の新聞についてのご紹介
静岡県内を主な購読地域とする地方紙。静岡県内一円に取材拠点を置いており、静岡県内情報や茶業情報については最も詳しい。系列テレビ・ラジオ局を有し、県内に一大メディアグループを築いており県内各界への影響力も大きい。囲碁の碁聖戦主催紙の一つでもある。静岡市で印刷している。特定の系列販売店はないので、県内の大半の新聞販売店で購入が可能である。
富士川以西では主に中日新聞、大井川以東では主に東京新聞が販売されている。なお、県内での東京新聞は「統合版」エリアとなっており、発行は朝刊のみ。また、浜松市に東海本社があり、静岡県内向け(東京新聞の静岡県版を含む)の編集と発行が行われている。
地域密着紙
ごく狭い地域のみで発行される新聞、タブロイド版のものが多い。
- 伊豆新聞 ※静岡新聞系
- 伊東版 (伊東市)
- 下田・賀茂版
- (下田市、賀茂郡:東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町、伊豆市(旧田方郡土肥町))
- 伊東版 (伊東市)
- 熱海新聞 ※静岡新聞系(熱海市、神奈川県湯河原町)
- 伊豆日日新聞 ※静岡新聞系
(伊豆の国市、伊豆市、田方郡函南町、駿東郡清水町、三島市、沼津市)
- 日刊伊豆毎日 (熱海市)
- 岳麓新聞 (御殿場市)
- 日刊静岡 (御殿場市)
- 沼津朝日新聞 (沼津市、駿東郡清水町)
- 沼津新聞 (沼津市)
- 富士ニュース (富士市、富士宮市)
- 岳南朝日新聞 (富士宮市、富士市)
- 岳陽新聞 (富士宮市)
- 庵原新聞 (静岡市清水区(由比・蒲原)、富士市(富士川))
- 郷土新聞 (掛川市)
- タウン情報はままつ (浜松市)
- 日刊焼津港報 (焼津市)
静岡県のテレビ局
- NHK静岡放送局 - NHK浜松支局
- 静岡第一テレビ (だいいちテレビ、SDT)
(日本テレビ系)
- 静岡放送 (SBS) (TBS系)
- 静岡朝日テレビ (あさひテレビ、SATV)
(テレビ朝日系)
- テレビ静岡 (SUT)
(フジテレビ系)
いずれの局も静岡県内のみを放送範囲とするいわゆる県域放送局である。全域で受信可能。全局が日本平(日本平デジタルタワー、日本平テレビ・FM放送所)を親局としている。SBSとテレビ静岡はアナログ放送時代は、大井川以東と大井川以西で別々の放送免許を持っていたため、地域ごとにCMを差し替えるなど別編成の放送を行っていた。静岡県のテレビ放送の特徴としては、大阪や名古屋より東京の方が近いこともあり、東京キー局同時ネット番組の放送が比較的多く、NHKもNHK名古屋放送局の管轄地域(東海北陸・又は中部)になっているにも関わらず管内他局が名古屋からの番組を放送している中、極稀に静岡に限り県内ローカルを放送したり、関東甲信越地方の番組やニュースをネットするケースがある。
静岡県のラジオ局
AMラジオ局
FMラジオ局
- FM Haro!(浜松市中区)
- FMしみずマリンパル(静岡市清水区)
- ボイス・キュー(三島市)
- FM-Hi!(静岡市葵区)
- エフエム伊東(伊東市)
- COAST-FM(沼津市)
- Ciao!(熱海市)
- Radio-f(富士市)
- g-sky(島田市)
静岡県の主力スポーツチームのご紹介
- 清水エスパルス(Jリーグ・静岡市清水区)
- ジュビロ磐田(同上・磐田市)※旧ヤマハ発動機蹴球部
- シャンソンVマジック(Wリーグ・静岡市駿河区)
- 東レ・アローズ男子チーム(Vリーグ・三島市)
- ヤマハ発動機ジュビロ(ジャパンラグビートップリーグ・磐田市)
- ヤマハ硬式野球部(浜松市)
- Honda FC(JFL・浜松市)
- 藤枝MYFC(JFL・藤枝市)
- 靜甲(ソフトボール日本女子1部リーグ・静岡市)
- 浜松・東三河フェニックス(バスケットボールbjリーグ・浜松市)
- ※愛知県東三河地区とのダブルホームタウン
- 清水第八プレアデス(東海女子社会人サッカーリーグ・静岡市)
- アグレミーナ浜松(Fリーグ・浜松市)